今日は、むかーし、私のバンド時代のレコーディングでの
リズム取りの話しを少々。
最初はドラムとベースでリズムトラックの録音します。
「どんかま」(リズムマシーン)のクリック音に合わせ正確に合わせて、
でも人間そんなに正確に出来ない為つねに瞬時修正の連続です。
その後他の楽器がそれに合わせて順次録音して、最後に歌。
1/10秒でもずれたら音楽にならないんですよ。
だからプレイしながら皆、常に感覚的にリズムの修正をしています。
でもそれはスタジオでの話しで、ライブでは「勢い」「ノリ」
「フィーリング」ってやつが重要になってきます。
ただしそれも全員のリズムが合っていての話。
それって結局人間の感情の表現のコントロールで、
そこで、どれか1つの基本のリズムに合わせるわけだけど、
バンドの場合それがドラムになる。
オーケストラだったらパーカッションだったり、
弦楽合奏だったら、コントラバス、チェロとかが
リズムパートになるわけだけど、
お囃子は3人太鼓が並んでいて他に笛と鐘があって五人囃子。
やはり誰か一人が基本となるテンポとリズムを作り出し
そこに皆が合わせていくわけだけれども、
つまりそれが真ん中の太鼓「中付け」になるわけです。
だから最初に「新四丁目」の「中付け」を徹底的に練習するわけです。
これはどんなに難しい曲をやっても、子供でも大人でも
「中付け」が中心で、テンポとリズムを作り出す一番重要役目なのです。
そこにさっき言った「勢い」とか「ノリ」とかが加わって良い音楽、
良い囃子になるわけです。
お囃子は「中付け」に始まり「中付け」に終わる。
以上、持論ですので参考までに
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