いよいよ練習再開です。
暑さは工夫で乗り切りましょう!!
練習日:9/4, 9/5, 9/18, 9/19
[変更記事]
9/4, 9/5の練習は諸事情により中止。
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9/4, 9/5の練習は諸事情により中止。
まとめ
横笛の構造自体、これ以上ないシンプルなものです。
だから尚更一つの穴の位置関係や穴径、塗装など
微妙に影響し合います。相関バランスが重要となります。
簡単ですが下記にまとめます。
・笛の全長
長ければ音域が低くなるし短ければ高くなります。
・笛の太さ
太いと低音域が豊になります。その反面高音域がだしにくくなります
鳴らすための息の量が必要となります。
細いと高音域は出し易くなる反面低音域は貧弱な音質になります。
息の量は少なくてすみます。
・吹き口の大きさ
大きい場合
音量は大きくなります。入れる息の量が多く、鳴らしにくいかも。
大きさを広げた場合には全体の音程が上がります。
ただし、低音は貧弱な印象。
小さい場合
音量は小さくなります。少ない息で鳴らせるので、楽かも。
大きさを狭めた場合、全体の音程が下がります。
ただし低音が豊かになります。
・吹き口から栓までの距離
長い場合、全体の音程が少し低くなります。
短い場合、全体の音程が少し高くなります。
・吹き口と押え穴の距離
押さえ穴と吹き口の距離が近い場合、音が高くなります。
遠い場合音が低くなります。
・押さえ穴の大きさ
大きい場合、音が高くなり音量は大きくなります。
半音が押さえずらいかも
小さい場合、音が低くなり小さな音になります。
半音のコントロールが楽かも。
・笛の肉厚
厚い場合には音程が低くなり、薄い場合には音程が高くなります。
塗装に関しては穴のみの塗装となりましたが、それでも吹き口に関しては
カシュー漆を塗ることにより音の抜けが良くなりました。
製作前、ネット上から様々な情報を仕入れ製作に入ったわけですが
最終的な穴位置を決定するまでに試作した過程でわかった上記の
結果は仕入れた情報と同じ結果となりました。
関心のある方はネット上にはたくさんの笛の製作に関するサイトが
ありますのでそちらもチェックしてみるといいでしょう。
参考に、今回内径φ13のパイプを使用して三本調子の笛を製作しましたが
塩ビパイプのひとつ上のサイズ、内径φ16を使用してまったく同じ穴位置で
製作すると二本調子の笛ができます。おもしろいですね。
こうして笛を自作してみると笛に対す理解がかなり深く広がります。
みなさんもお試しあれ。
でゎでゎ So long, See you again
仕上げ作業
前回、ドリルでの穴加工をしましたが、実際の篠笛の穴形状は
笛の長手方向に楕円になっています。前に記載した図面でも極力
私所有の篠笛を完コピーしようと正確な形状寸法を記してあります。
↓吹き口の楕円形状
押さえ穴はそのままでも可として、吹き口だけは、音程や吹き易さに影響
しますので、吹き口のみ楕円の形状に修正します。
吹き口は長手方向に12mmにします。ドリルでφ10に開けてあるので
両サイドに1mmずつヤスリで広げて10×12の楕円にしてやります。↓
↑ここでポイントがあります。
実際に笛を吹く場合の息が直接当たる吹き口部にアンダーカット(鋭角仕上げ)
を施します。上の写真はヤスリで少しずつ削ってアンダーカットを付けているところです。
これによって、音が出しやすくなります。
次にカシュー漆(油性漆塗料)を各穴部に塗布してやります。↓
これは本漆の代用品として一般的です。
カシュ -塗料の元、カシュ-樹脂は”カシュ-ナッツ”の殻から搾りだした油が原料です。
”カシュ -ナッツ”はカシュ-塗料の原料を含む殻に守られてカシュ-の樹に育つのです。
塗膜や性能も漆と ほとんど変わらず、光沢があり、高樹脂分のためふっくらとした肉持ち感が
あって、かぶれたりしないので安心して使用できます。
色の種類はいろいろありますがこの“えび茶”色が渋くて感じがいいです。
塗布には綿棒が最適です。塗料を綿棒に含ませ、穴に挿入して丁寧に
綿棒をぐるっと回転させ、はみ出さないように注意しながら塗布していきます。
穴の断面と面取り部に塗料をのせるイメージですね。
穴を塗装するだけでガラッと本物っぽくなります。
でも見栄えだけではなく、吹き口に関してはこのカシュー漆を塗ると塗らない
とでは音色に違いがでます。音に艶がでて、音抜けがよくなります。
塗料の乾燥には1日十分に時間をかけます。
さて、いよいよ完成です!!
音色から外観まで既製品と比べても遜色ないですよ!!
これまで、旋盤やフライス盤、ボール盤と使いましたが、これは近くに便利な
工作機械があったから使用したまでで、のこぎりやハンディー電ドルなんかで
十分同じクオリティーは出せます。作業工程は同じなので、挑戦してみて下さい。
ここにかっこいいシールとか貼ったり、オリジナルな塗装をしてもいいし、
遊び心いっぱいの自分だけの笛にして楽しんでみるのもいいと思います。
個人的には津軽塗りの唐塗りに挑戦したいんですよ。
その時にはまたレポートしたいと思います。
次回はこの塩ビ笛の製作で知り得た情報から考察したいと思います。
でゎでゎ To Be Continued !!
各穴径ドリル加工
前回はフライス盤による穴加工をレポートしましたが
今回はボール盤でのドリルによる穴加工をレポートします。
実はフライス盤では基本的にエンドミルという刃具ツールを使います。
全下穴をφ7で開けてあります。
今回はその下穴に各穴位置の径のドリルで開けていきます。
ボール盤の全景写真を↓に載せます。
一見効率悪そうですが、ボール盤の方が各ドリル径の交換が楽なのと
下穴がすでに開いているので、下穴に習ってドリル加工時の
穴の曲りやズレ等も回避できます。この穴径は私所有の篠笛の穴径を
ノギスで測定し、決定しています。穴径サイズは吹き口側から順に
φ10→φ8.4→φ8.3→φ8.4→φ8.3→φ8.0→φ8.0→φ7.8
↓次に、開けた穴に面取り加工を施します。
↑ボール盤には面取りカッターという刃具ツールが取り付けてあります。
これは吹き口部の面取り加工です。
↓押さえ穴部の面取り状態です。
↓ボール盤での穴加工と面取り加工が終了しました。
加工後の各穴はバリが出ているので、ヤスリやリューターなどで鋭角除去して
滑らかにします。かなり笛らしくなりました。
ここまでの作業は、工具等の段取りをしておけば30分位で終了できます。
今さらながらなんですがぁ・・・物つくりに関心のない方や女性の方には
つまらないコラムになってますか?(汗)
まさに私の趣味の領域になってますが、まっ会長のつぶやきなもんで(笑)
許して(謝)
でゎでゎ To Be Continued !!
穴開け(下穴)作業
この項はフライス盤による穴開け作業(下穴)に関してレポートします。
この工作機械も物つくりの世界では一般的な機械ですが、初めて耳にする
という方の為に↓に標準的なタイプのフライス盤全景写真です。
機械中央に“バイス”という品物を挟み込む工具がついています。
ここに旋盤で加工したパイプをセットします。
職人さんが笛製作用のバイスの“口金”(パイプを挟み込む部分の金具)を
特別に作ってくれました。↓長い鉄の板が特製口金です。
これで量産体制だー!!なんちゃって(笑)
↓パイプを挟み込んだ状態。手前のストッパーに基準面
(栓をした反対側)を当ててセットします。
各穴ピッチは図面の様に等間隔ではありません。
このピッチが音程にとって、たいへん重要となります。
フライス盤の数値入力で次々に穴を開けていきます。
さすがに機械加工だとパイプに対する直角度、平行度、位置度
ピッチ公差等、正確に製作できます。
↓フライス加工後のパイプです。
この穴はあくまで下穴です。次工程ではボール盤で
各穴径に仕上げていきます。
でゎでゎ To Be Continued !!
塩ビパイプの切断
下記のリンク先に今回製作する笛の図面を提示しましたので
参考にして下さい。
この図面を見てもらうと全長がL=488mmと記してあります。
これは私所有の篠笛(3本調子)の寸法を正確にコピーしたものです。
ただ、調律の関係上、抑え穴のピッチ(間隔)はチューナーで正確に確認
しながら決定していますので自分の篠笛のピッチとは多少の違いがあります。
ただ寸法が決定してしまえば篠笛などの自然の材料とは違い量産しても安定
した品質に仕上がります。↓KORG製のチューナー
ホームセンターで購入してきた塩ビパイプは2mですので4本分製作できます。
これを旋盤にチャックキングして突切りバイトで488mmに切断します。
切断面はエッジが立ってますので、外形部は両端C1,の面取りを施します。
内径部は片方の端面のみC0.3の面取りをします。これは笛の吹き口側は
栓をしてふさいでしまう為、内径の面取りは必要ありません。
吹き口側の栓は「MCナイロン」という樹脂材料でエンジニアリングプラスチックで
機械的特性に優れ・・・・まぁ専門用語はおいといて、社内の端材を利用してます。
塩ビパイプの内径がφ13なので旋盤でMCナイロンの外径をφ13の圧入寸法に仕上げます。
MCナイロンの長さを51に製作して吹き口側に圧入します。接着剤等は使用していません。
なんてエコなんでしょう(笑)
パイプに印刷された白い型式の文字はアルコールなんかで簡単に落ちます。
今回は旋盤加工をレポートしました。
でゎでゎ To Be Continueed !!
塩ビ笛の製作にとりかかるようになった背景には
まず、ある知人がちょっと製作してみたってところで
触発された感があるんだけど、前々から違う知人も自分で
オリジナルの笛を製作していて、案外、自分で笛を作って
いる人たちがあちこちにいることが判明。
ならば我もと・・・
一応エンジニアなもんで精度にもこだわってみようかなっとね(笑)
で、まずは、作るにあたって素材、マテリアルに関して調べてみました。
専門的なことをここで述べるとつまんなくなっちゃうと思うので
何本作っても精度的に安定したものが出来て入手し易い素材がいいなと思い
総合的に塩化ビニール製のパイプ(いわゆる水道管パイプ)が有効なようです。
ホームセンターでは以下の3種類が手に入り易いです。
a普通の塩ビ管 --- 灰色
b耐衝撃性塩ビ管(HIパイプ、HIVP) --- 濃い青~青緑色
c耐熱性塩ビ管 --- 赤茶色~えんじ色
個人的には下記の品が気に入りました。
これは上記に記したbの品物になります。
ホームセンターでは2m定尺で
クボタシーアイ HIカ 340円(内径φ16)
クボタシーアイ HIカ 235円(内径φ13)
今回は内径φ13の物を使って3本調子(調性の呼び名)の笛を
製作してみようと思います。
2m定尺で笛4本が出来るので、一本当たり59円になります。
そこに最後の頃に触れますがカシュー漆を使います。
これもホームセンターで798円で一生使えそうな量が充填されてますので
材料費はトータル60円ってとこですかね(驚)
あとは工作機械や工具になるんですが、仕事の関係上、物つくりのための
そういった道具は会社になんでも揃っていますので、文明の利器を
上手に利用させていただきます(内緒で)私の手間賃をどんだけにするかって?
まぁ趣味の領域ですからね。
ではいよいよ製作レポートに入りますよ!!
Coming Soon
アッシュのクラフトマンシップとは少し趣が違いますが、クラフトのデカものということで。。。
先の8/5-6に青森ねぶた祭りへ行ってきました。
ある人に言わせれば、「開始の花火を合図に、(大型の)桶太鼓が一斉に鳴り出す時には、その振動が場の空気を通して肌に伝わり、何年経っても鳥肌が立つ。。。」そうな!!!
確かにその通りで、TVや写真、人の話からでは体験できないド迫力と人の熱気熱気熱気です。
弾丸ツアーでも1万円半ばくらい掛かりますが、
行って損は全くありません。
※ねぶた団体構成:大型ねぶた+跳人(ハネト)+囃子方(桶太鼓、笛、鐘)
全身で感じる桶太鼓の響き、軽やかな調子の笛と鐘、「らっせらーらっせらー」の掛け声で跳ねる”跳人”
ねぶたは、骨組み+和紙+光源で出来ています。
昔は、竹の骨組み、光源はロウソクでしたが、現在は、針金の骨組み、光源はLED/蛍光灯/白熱電球の組み合わせです。 In near future, all lights should be LEDs.
製作費用は1500万前後、祭りの後は解体し、次の年はまた新たに製作します。
クラフトマンシップって聞いたことありますか?
前にもこのコラムで触れたことがありますが、わたくし
某機械メーカで機械設計(開発設計)の仕事をしてまして
物心付いた頃から、物づくりに関しての執着心は人一倍ありまして、
長らくこの‘会長のつぶやき’もほったらかし状態だったんですが(謝)
まぁシーズン外れるとネタがなくって(汗)・・・
でもふと最近、仕事以外の物づくり心がふつふつと湧いてきて、
で、今回、テーマは“オリジナル笛作り”という事で
そのレポートを連載しようと思います。
実際に私が製作過程で知り得たノウハウを自論にて展開
していこうと思います。
まぁいい加減な性格な上、物事を深く考えないたちなもんで
話がそれるのはご愛嬌ということで(笑)
うちはこんな人が会長なんだよねー
あっ、それでクラフトマンシップってのは
職人気質って意味だね。
現在私のもとにある笛たちです↓
↑購入した笛はこの中で2本だけであとは全て製作品です。
これからこのコラムでは安価で精度が高く安定した音質が期待できる
“塩ビ笛”の製作をレポートしていきますので乞うご期待!!
check it out!!
毎日暑い日が続きますが
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
突然ですが!
お寿司のチェーン店で『小僧寿し』って
みなさんご存じでしょう
今8月12日までの期間限定のイベントで
藤本美貴さん出演のCMってご覧になられました?
ミキティが『小僧寿しチェーン』って歌った後
なんと荒町囃子会の演奏するお囃子がバックで
響いているんですよ!!
今だけの期間限定なのでみなさんお聴き逃しなく!!
15秒CM中の約8秒程度なのであっと言う間かな
ダンボの耳にして良く聴いてね
ミキティに見とれてると聴き逃すぞ!!